Ⅸ 教員・研究員向け専門研修

学術プレゼンテーション研修(研究員・教員対象)

プログラム内容
1.学術プレゼンテーション概論
  • 研究者のブランド力を決めるプレゼンテーション能力
  • 誰でもできるプレゼンテーション上達の秘訣
  • プレゼンテーション動画撮影1回目
2.プレゼンテーションの基本コンセプトづくり
  • なぜスライド作成から始めてはいけないのか
  • 聴き手分析とプレゼンテーションの目的設定
  • 伝えたいことを一文で表した「メッセージ」の抽出
3.プレゼンテーションのシナリオ構築
  • ピラミッド構造とPREPによる頭の中の論理整理
  • 聴き手の反応を想定した話の組み立てと時間配分
  • 聴き手の興味を喚起する導入部
  • 聴き手に記憶を残す締めくくり
4.スライド制作の方法
  • シナリオからスライドへの落とし込み方法
  • 効果的なスライドページづくりの原則
  • スライドを使った上手い話し方・下手な話し方
5.人前で話す技術
  • 会場に入ったら確認しておくこと
  • 立ち方・話し方・身振りの基本原則
  • アイコンタクトとアイコントロール
  • 結果に直結する事前リハーサルの方法
  • 緊張とうまく付き合うには
6.質疑応答の対応
  • 上手な質疑応答のポイント
  • 答えに困ったときの対処方法
  • 「即興スピーチ」で頭の回転力を鍛える
7.最終発表
  • プレゼンテーション動画撮影2回目
  • 講師からのフィードバック
  • 振り返り

研修のねらい

  • 学会等において、自身の研究成果等を簡潔に、わかりやすく、かつ聞き手の印象に残るような、効果的でインパクトのある学術プレゼンテーションを行うことができるようになるための技術を習得します。

研修の特長

  • 受講生が事前に用意したショートプレゼンテーションを研修の冒頭に実施して動画撮影し、各自で視聴します
  • 研修で学習を進めながら事前プレゼンテーションをブラッシュアップし、研修の最後に再度動画撮影・視聴し最初の動画と比較をします
  • パブリックスピーチの経験が豊富な講師が、受講生一人ひとりのプレゼンテーションに対して優れた点と更に良くするための改善提案など建設的なフィードバックをします

受講者さまの声

 

  • 自身のプレゼンに対して講師の方や研修員からのアドバイスをいただくことができ、どこを改善すれば良いのかを知ることができた。今までに自身のプレゼンを動画に残して振り返るということは経験したことが無かったため、参考になった。
  • 自分のプレゼンを初めて見て,知らず知らずのうちに癖が出ていることがわかった。
  • 研究発表の質を向上させるのは当然自分にしかできないことだが、他の人からアドバイスを受けることも大事だと思い知った。
  • これまでプレゼン講習を受けたことはありましたが、ブラッシュアップまでフォローされていたものは初めてであり、非常に参考になりました。特に自分の発表時の様子の撮影・レビューは勉強になりました。
  • 正直なところ人前で話す技術に関しては、今回学んだ内容はほかの本などで見たことがある内容が多く、頭では理解していた。しかしながらこの研修はインプットの後にアウトプットをする時間を的確に設けていたため、頭で理解していても実践となると全くうまくいかないことが多々あるということを身に染みて実感した。特に、動画で自分の発表を客観視したことで、自分の身振りや話し方などに改善の余地が豊富に存在していたことを理解した。それに対処するために、どのような点を意識してスピーチするか、また今まで特に重点を置いていなかったトレーニングの方法なども学ぶことができたと感じている。
  • PREPやピラミッド構造によって頭の中が整理しやすくなること、プレゼンの具体的なスキル、特に基本コンセプトを考えることが実際に役に立つと思う。研究内容を頭の中で整理することは、発表のみならず今後の研究活動の遂行にも役立つと思う。
  • 講師の話し方が印象に残っており,人に聞いてもらえる発表についてとても勉強になった。
 

担当講師 藤原 敬行(ふじわら たかゆき)

 

東京大学大学院工学系研究科 機械工学専攻修了。豪州ボンド大学大学院MBA(経営学修士課程)修了。日本アイ・ビー・エム株式会社のハードディスク部門にて東南アジア量産工場運営などに従事。ソフトウェア開発会社の経営企画部門にて海外事業提携業務に携わった後に独立。国内外の法人・企業向けに、豊富な国際ビジネス経験と英語力をいかしたグローバルな法人運営コンサルティングを提供する。スピーチ能力の上達によるリーダーシップの向上を目的とした国際的非営利教育組織「トーストマスターズ」2010年秋季英語スピーチコンテストでは全国第3位。大学や研究機関における教職員・研究員向けの研修の講師として多数の登壇実績があり、好評を得ている。

 
  • こちらのプログラム内容は一例となります。法人様のご要望に応じて、あるいは担当講師のテキスト編集時に最新の内容に差し替え、あるいは一部アレンジを加えるなどの変更が生じる場合がございます。
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